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おすすめの本、心に残っている本のご紹介。


 『窓ぎわのトットちゃん』(黒柳徹子)

窓ぎわのトットちゃん [ 黒柳徹子 ]
価格:820円(税込、送料無料)

↑これは文庫版ですが、リンク先(楽天市場)では単行本も探せます。


 テレビでおなじみの黒柳徹子さんが、ご自身の小学生の頃のこと、特に、通っていた学校「トモエ学園」にまつわる思い出を綴(つづ)った作品。1981年に発売され、ベストセラー(100万部突破)になった本です。平易な文で書かれ、とても読みやすいです。小学校高学年ぐらいから読めると思います。

 徹子さんは、最初に入学した小学校を、問題行動のため「退学」になりました(小学校で退学というのにまず驚きます…しかも、入学してすぐ、1年生で)。作品名の「窓ぎわ」は、その頃の徹子さんの行動に関係する言葉です(ちなみに「トットちゃん」は、徹子さんの小さい頃の愛称です)。そして最初の小学校を退学になった後、お父さんお母さんが苦労して探した再入学先が、トモエ学園でした。
 このトモエ学園、そして、トモエ学園の創設者であり校長先生の、小林先生。こういう、生徒1人1人をよく見てそれぞれの個性を認めている校長先生、そしてそういう先生が運営している、小さいけれど創意工夫のある学校。そういうものが全国の各地域に存在すると、とてもいいんじゃないかな…と思います。文部科学省や教育委員会や、そういう、生徒の顔を知らない層が学校制度のトップにいるという事実、そのこととは対極にある、この小さな、豊かな学園が、私はとても好きです。個人塾を運営している立場である今、トモエ学園は、うちの塾もこういう場所に近づけられるといいなあ…という、理想像のひとつです。

◎ふたば文庫にて貸し出し予定です(文庫版)。


(2006.10.28 旧ブログより)


窓ぎわのトットちゃん [ 黒柳徹子 ]
価格:864円(税込、送料無料)

↑英語版もあるんですね!

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