本を読もう　―　ふたば塾

おすすめの本、心に残っている本のご紹介。

　『二十一世紀に生きる君たちへ』（司馬遼太郎）

　いま見ていたテレビ番組で、司馬遼太郎さんの書いた「二十一世紀に生きる君たちへ」という文章が紹介されていました。小学６年生の国語の教科書向けに書かれたものだそうです。本（書籍）にはなっていないのかもしれませんが、もしどこかで読めるなら、ぜひ読んでみたいと思いました。探してみようと思います。
　この文章の中の言葉が番組でいくつか紹介されていましたが、その中で心に残ったものは、「やさしさは本能ではない。訓練して身につけなければならないものなのだ」（要約）というものです。なるほどなと思いました。
　例えば、悲しいことやつらいことを経験したら、その経験を生かして他人にはやさしくするべきなのだろうと思います。悲しい気持ちやつらい気持ちを知っている人は、他の人に対しても「ああ、この人は今、つらいんだろうなあ。」と、感じ取ることができ、その人に対して何か気づかったり、自分に何ができるかを考えたりできるようになります。
　そういうふうにできる人、自分の悲しみや痛みをやさしさに転化できる人を、私は心から尊敬します。

（2006.11.11　旧ブログより）

　
　探してみたら、書籍がありました。上の画像に出ている本の他に、英語の対訳がついた本もあるようです。ふたば文庫では英語対訳つきの方を注文してみようと思っています。手元に届き、貸し出し準備が整いましたら、またお知らせします。

　※後日追記：英語対訳本、届きました。ふたば文庫にて貸し出し中です。

21世紀に生きる君たちへ [ 司馬遼太郎 ] 価格：918円（税込、送料無料) ↑こちらが英語対訳本です。

（2006.11.13　旧ブログより）

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