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【勉強のツボ 算数・数学】計算力をつけるツボ ― ふたば塾
「解き方はわかっているのに、計算ミスをして点数が取れない…」
「計算するスピードが遅くて、時間が足りなくなってしまう…」
もったいないですね。
「速く正しく計算できる力」は、数学という教科においては最も重要なアイテムです。自分はそれを持っていないなあと思う人、ぜひ手に入れておきましょう。
速く確実に計算できる力をつけるには、速く確実に計算できるように練習をする。これに尽きます。黙って座っていたって計算力はつきません。健康のために1日10分歩く、シェイプアップのために1日10分ジョギングする、正確に球を打てるように1日10分素振りする、それと同じように、計算力をアップさせたければ1日10分、計算練習をしましょう。
手順:
1.時計を準備する。
2.解く問題を準備する。(問題の選び方は次の段落で書きます)
3.10分間、時間を計って、テストの時と同じように解く。
4.答え合わせをする。
計算練習で解く問題は、自分がすでにできるレベルの問題を選びましょう。また、10分間で何問ぐらい解けるかは、選ぶ単元によっても、人によっても違います。自分の実力をわかってくれている学校の先生や塾の先生に、「計算力をつけたいので、毎日10分間の計算練習をしたいのですが、どのあたりの問題を何問ぐらい解くといいですか」と、相談してみましょう。
数学のテストでだいたい平均点以上の成績を取れている人は、問題集等のページに書いてある「目安の時間」(目標時間)を参考にしてもよいと思います。
10分間、時間を決めて問題を解いたら、答え合わせをして、間違えた問題があれば、「自分はどこを間違えたのか、なぜ間違えたのか」を必ず確認しましょう。
この確認をせずに、10分間問題を解いてそれで終わり、投げっ放しにしておいたのでは、練習の効果は半減です。必ず、なぜ間違えたのかを確認して、「ああそうか、自分はこういうところで間違えたんだ」と、自分の間違いを理解し、受け止めておきましょう。
これを繰り返すことによって、自分の間違いやすい「癖(くせ)」に対しての意識ができてきます。そうすると、計算の中で自然に、自分の間違いやすいことに対して気をつける、注意することができるようになります。
これを毎日続けることも重要です。ジョギングも素振りも、たった1日や2日やっただけでは何の効果も上がりません。それと同じです。毎日の勉強の始めの10分か終わりの10分にでも、計算練習を取り入れる習慣をつけましょう。
忘れてしまいそうな人は、「計算練習1日10分!」等と紙に書いて、勉強机のそばの壁にでも張っておきましょう。
ポイントをまとめると、
・自分に合ったレベルの問題練習を、毎日続ける。
・間違えた問題は、なぜ間違えたのかを理解し、受け止めておく。
地道な練習を続ければ必ず、計算力はついてきます。頑張りましょう。
速く正しく答えを出すことが楽しくできるようになれば、大したものです。数学上級者ですね。
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【補足】
まだ正確な計算力があまりついていない人は、「スピード」を取るべきか? 「正確さ」を取るべきか?
計算練習をする時につい、速く、速く、と思ってしまってスピードばかりを追い求めてしまいがちですが、それはやめてください。
不正確な計算をいくら速くやっても、何の意味もありません。いっさい練習にはなりません。(断言)
まずは「スピード」よりも「正確さ」を心がけて、遅くてもいいので、正確な、丁寧な計算をしてください!!!
スピードは、優先して身につけるべきものではなく、あとから自然とついてくるものです。
それこそが、本当の、自分の実力として身につくスピードです。
まず何よりも、「正確に計算できる力」を身につけてくださいね。
スピードはそれからの話です。
(2006.9.16 旧ブログより)
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